北京
PM2.577
23/19
ドイツでは今、中米間の貿易摩擦に対して強い関心が集まっています。
ドイツテレコムは8日、ホームページで「貿易戦が急激にエスカレートして、最終的に双方がすべての商品に追加関税を発動する恐れもある。緩和の兆しは今のところ見えない」と報道しています。
また、ドイツの日刊紙「ディ・ウェルト」は、「米国企業より欧州連合(EU)の企業の方が競争力があるので、EUは今回の貿易戦で利益を得るだろう」とのコメントを発表しています。
そして、ドイツ商工会議所の貿易事務の担当責任者は「貿易戦により中米両国で事業展開しているドイツ企業が打撃を蒙っている」と指摘しています。
なお、ドイツ商工会議所は、中国に進出している会員各社に対してアンケートを行っています。その結果、米国の追加関税で輸出に影響が出ていると答えた企業が41%、米国からの輸入品が値上がりしたと答えた企業が46%となっています。また、米国に進出しているドイツ企業のうち、中国への輸出で不利な状況が出ていると答えた割合が57%となっています。(非、森)