北京
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内蒙古自治区にあるクブチ砂漠。世界で唯一、本格的な緑化を進めた地域です。1万8600平方キロの広大な砂漠に緑を植えています。
西漢の時代には多くのオアシスがありましたが、2000年にわたるむやみな開拓や放牧により、生態環境が著しく悪化し、「死の海」のような状態になりました。
砂漠化対策の一つに「低侵襲手術」と呼ばれるものがあります。砂漠の周辺に人工林を植え、真ん中には砂丘を固定させて、空からの種まきや人手による育苗の環境を作るというものです。
クブチで行われているこの技術はまた、中国西部のほかの砂漠や荒野でも用いられています。そしてクブチ砂漠フォーラムで海外にも紹介されました。そして去年、クブチに「一帯一路砂漠グリーン経済イノベーションセンター」が設立されました。中国の砂漠対策を世界に発信するほか、緑化技術のプロモーションにも取り組んでいます。(殷、森)