北京
PM2.577
23/19
シンガポールで東アジア協力に関する一連の外相会合へ参加している王毅国務委員兼外交部長は、ブルネイのエルワン外務貿易次官と会談しました。
王部長は、「中国とブルネイは友好的な近隣国で緊密なパートナーであり、両国はともに南海の平和と安定を維持し、地域の紛争を善処し、協力する手本となっている」と述べました。その上で、「ブルネイとハイレベルな往来を維持し、『一帯一路』イニシアティブとブルネイの『2035ビジョン』を結びつけ、両国の協力分野を拡大したい」と述べました。そして、海上協力を着実に推進して、ブルネイの経済の多元化を支援していくとしています。さらに東南アジア諸国連合(ASEAN)東部の成長地域における中国との協力について意思疎通を保ち、独特な準地域協力のモデルを構築し、両国の関係推進で新たな進展を遂げることが可能だという意思を伝えました。
これに対して、エルワン貿易次官は、両国のハイレベル往来や各分野における実務協力の強化に期待を示すと共に、中国・ASEAN東部経済成長地域の協力には戦略的な意義があり、ASEAN各国の経済成長や、ブルネイと中国の関係の更なる発展につながるとの考えを示しました。(ヒガシ)