北京
PM2.577
23/19
東アジアサミット(EAS)外相会合に出席中の王毅国務委員兼外交部長は3日、シンガポールで、ベトナムのファム・ビン・ミン副首相兼外相、インドネシアのルトノ・マルスディ外相、韓国の康京和(カン・ギョンファ)外相とそれぞれ会談しました。
王外交部長は、ベトナムのミン外相との会談で、「以前、ハノイで会談した際は、習近平総書記兼国家主席のベトナム訪問で得た重要な成果の実施について深く交流した。双方が得た共通認識は積極的に推進されている」と述べました。
続いて、インドネシアのルトノ外相との会談では、「ジャカルタとバンドンを結ぶ高速鉄道や、『区域総合経済回廊』などの重要なプロジェクトは安定的に推し進めていく。中国はインドネシアが主催するアジアオリンピックを支持するとともに、開催の成功を祈っている」と話しました。
韓国のカン外相と会談した際は、「我々は、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が実施している対中友好政策を評価している」と示しました。
これに対しカン外相は、「昨年末にムン大統領が中国を訪れたことで、両国関係は正常な軌道に戻り、両国の各分野における友好交流と協力は回復し、発展した。韓国は、中国と共に引き続き努力し、国民同士の交流を深め、両国関係の改善と発展につながる条件を提供したい」としました。
また、双方は朝鮮半島情勢について意見を交換し、現在の半島情勢が緩和状態にあるのは各方面の共同努力の結果であり、非常に得がたいものであるとしたうえで、朝米双方が引き続き対話を行い、相互信頼を高め、双方の首脳がシンガポール会談で得た共通認識を真摯に履行し、半島の非核化プロセスを引き続き推進させ、半島の平和と安定の実現に向け積極的な努力をしていくことで意見が一致しました。(RYU、謙)