北京
PM2.577
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中国共産党中央政治局常務委員でもある李克強総理が、25日から27日にかけてチベット自治区林芝(ニンティ)市、山南市、ラサ市を視察しました。
李総理はその中で、国家の持続可能な発展が貧困脱出とチベット振興に与える影響や、習近平主席の新時代における中国の特色ある社会主義思想の指導力を強調しました。
李総理はまた、「実情に立脚点を置き、持続可能な発展を通じて住民生活の改善を実現させるべきだ。中西部地域のインフラ整備がまだ進んでいない状況であるが、投資の促進によって発展の地域格差を縮め、経済の下方リスクに対応できるだろう」と述べました。
さらに、李総理はラサ市の起業拠点となっている地域で若者と交流し、チベットの若者による起業の動きを「国家機関が就職先であるという考え方を変え、市場活性化につながった」と評価し、「今後、より良好な環境を作り出し、チベットの人材育成を支援する方針だ」と示しました。
李総理はそのほか、大昭寺を視察し、「チベットは古代より、中国の切り離すことのできない領土の一部である。宗教界の人々には、祖国の統一維持や、民族の団結と社会の安定に取り組んでいってほしい」と求めました。(殷、謙)