浙江省のスピード発展からハイクオリティ発展への道 その秘密を探る

2018-07-19 17:20  CRI

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 浙江省の経済状況は良好で、その発展スピードは国内でも上位でした。しかし、21世紀以降、加工製造業をメインとする産業がボトルネックとなり始めました。そんな折に、2003年当時、中国共産党浙江省委員会書記を務めていた習近平氏は浙江省の今後の発展を導く綱領「八八戦略」を打ち出し、浙江省の工業化プロセスの方向性を示しました。そして今日に至り、浙江省ではデジタル経済といった新型経済がリードする現代化経済体制が出来上がっています。

 浙江省諸曁(しょき)市の大唐袜芸イノベーションサービスセンターで副主任を務める朱亜斌氏は、「原材料から生産、販売までの産業チェーン関するデータ137件のすべてが、スクリーン上にリアルタイムに表示される。各企業は我々の公式サイトに登録することで、データを参考にし、生産と販売の方針を判断できる」と紹介しました。

 諸曁市の靴下製造業カラメッラ(Caramella)社は、このようなビッグデータを活用して青いこぐま柄のソックスを発売しました。同商品は5日間で30万足近くを売り上げる人気商品となりました。カラメッラ社の蔡浩軍総経理は「この『こぐま柄のソックス』は今年6番目の人気商品だ。イノベーションサービスの活用によって、昨年の売上高は1億2000万元に達している。5年以内に国内のメインボードに上場することを目標としている」と述べました。

 今では、同社の靴下の年間生産量は75億足で、全世界の実に3分の1を占めています。しかし、15年前は競合する靴下メーカーが1万社以上存在し、収益状況は深刻なものでした。

 2003年に当時の習書記が産業モデルチェンジの必要性を見出し、「八八戦略」を制定したことで、浙江省の産業の長所を生かした製造業基地の構築加速および新型工業化の道筋を明らかにされると、市は零細企業3000社を整理した上で、50億元を拠出し、靴下産業パークを作り上げました。

 十数年前、浙江省の製造業は競争力に乏しく、低い効率などの問題に直面していました。習書記の指導によって、あれから15年後の浙江省は中国の情報経済分野の最先端に立っています。

 4月、本部を浙江省杭州市に置くネット通販大手のアリババグループは、中国唯一の組み込み式CPUを自主開発した企業である杭州中天微システムを買収しました。これにより、アリババグループはデジタル経済の最上層産業チェーンへの事業展開を果たしています。

 また、浙江省にある300社以上のビッグデータ企業は、膨大な産業クラスターになっています。2017年に、デジタル経済を中心とする経済の付加価値は浙江省のGDPの24%以上を占めるようになりました。(殷、謙)

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