北京
PM2.577
23/19
米国が通商拡大法232条に基づき鉄鋼とアルミニウムの輸入制限を行うことについて、中国は対応策を講じています。しかし、米国は中国のこの対応策について、世界貿易機関(WTO)に提訴しました。これを受けて、中国商務部の責任者は18日、談話を発表し「中国の対応策は正しいもので、多国間貿易のルールにも則っている。米国こそがWTOの規則に違反した制限措置を、直ちに中止すべきだ」と指摘しました。
米国は16日、自らが実施した輸入制限が招いた、中国による対応措置について、WTOのルールに違反するとして提訴しました。
商務部の責任者は「米通商拡大法232条は、国家の安全の名のもとに、貿易保護主義を盛り込んでいる。米国は中国を含むWTO加盟国の正当な権益を損なった。中国はWTOの規定に基づき、米国に補償の要求を提出したが、米国に拒否された。中国は『中華人民共和国対外貿易法』に基づき、さらなる行動を取らざるを得なくなる。中国は米国の制限措置による損失を補い、合法的な権益を守る方針だ」と指摘しました。(殷、謙)