北京
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23/19
日本の安倍晋三首相は17日、首相官邸で、今年で10年目となる中日両国の青少年交流事業「中日ティーンエイジ・アンバサダー」の参加者およそ200人による表敬訪問を受けました。安倍首相は、交流活動を通じて友情を培い、中日両国の相互理解に向けて活躍して欲しいと述べました。
安倍首相はまた、「政府間交流や首脳同士の交流も進めていくが、大切なのは国民と国民の交流だ。特に青少年の交流は両国の未来をつくっていくものである」とした上で、「アンバサダーの経験をいかして、様々な分野で懸け橋を築いて欲しい」と述べました。
またこの日の夜、中国大使館でも、事業開始10年目を記念したレセプションが開催されました。程永華大使があいさつし、「青少年交流は中日関係の重要な部分である。この10年で中日両国1200人以上の高校生が相手国を訪問し、相互理解を促進して好感度を引き上げ、両国の文化交流や民間友好に貢献した」と述べました。
この交流事業は、北京市政府と日本の流通大手イオンが2009年に始めたもので、両国の高校生が授業の見学やホームステイ、伝統文化の体験、環境や技術に関するイベントなどを通じて、相互理解や友情を深めています。(鵬、森)