北京
PM2.577
23/19
外交部の華春瑩報道官は17日、「中国は世界貿易機関(WTO)のルールを順守していない」とするアメリカ側の主張への反論を発表し、「知人者智、自知者明(人を知る者は智であり、自らを知る者は明である)」という老子の言葉を引用しました。
アメリカはこれまで、数回の報告の中で「中国はWTOのルールを順守していない」と非難し、これが中国に対する貿易措置を講じる主要な理由であると示してきました。これに対し、華報道官は「中国はWTOのルールを順守しており、WTO加盟時の承諾の履行に向けた努力は国際社会から広く評価されている。また、WTOのアゼベド事務局長も『中国が2001年にWTOに加盟して以来、そのWTOにおける役割は日増しに大きくなっている。これを評価すべきである』と述べている。一方で、アメリカは自国の利益を世界の利益よりも優先している。WTOの中にアメリカの一国主義的な行為を支持する国は一国もない。これからも中国はWTOのルールを順守する模範生として努力を続ける。アメリカ側が行動によってWTOのルールを順守し、WTOを中心とする多国間貿易体制を維持するよう期待する」と述べました。(hj 謙)