北京
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ここ数年、中国では児童や生徒による学習や研究を目的とした旅行が盛んになっています。このため、実行体制の整備が急務となっています。
雲南省シーサパンナにある中国科学院の熱帯植物園で11日、第3回羅梭江科学教育フォーラムが開催され、科学や技術の教育学者100人以上が科学教育の実情について検討しました。
中国科学院共産党組織の郭伝傑副書記は、「年間で5000人近くの生徒たちが見学ツアーで植物園を訪れている。以前は夏休みや冬休みに集中していたが、今はほぼ1年中だ」と説明しました。
植物園の陳進主任は「見学ツアーは自然科学教育のレベルアップにつながる」と見ています。
多くの団体や旅行会社が相次いで見学コースを作り、市場を広げています。
子供向けの見学ツアーを実施する会社の責任者である馬慶宇氏は「北京、天津、杭州、西安に支店を設けており、北京では自然科学の教育活動を年間で300回近く実施している」と説明しました。
郭副書記は、「見学ツアーはマーケット規模が1000億元を超える。正しい理念や規律ある発展、参入基準の制定などが必要だ」と指摘しました。(殷、森)