米国の貿易戦争は覇権と規則の戦い=外交部

2018-07-11 18:36  CRI

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 米通商代表部は10日、さらに2000億ドル相当の中国輸入製品に10%の関税を上乗せするリストを発表しました。これについて、外交部の華春瑩報道官は11日の定例記者会見で、「米国側の行為は貿易覇権主義の典型だ」と訴えました。

 華報道官は「中国側は必要な報復措置を打ち出し、自らの正当な合法的権益を断固守っていく。これは一国主義と多国主義、保護主義と自由貿易、覇権と規則の戦いである。中国は国際社会とともに、歴史の正しい方向に立ち、多国的貿易体制と規則を守っていく」と述べました。

 現在、米国の発動した貿易戦争は国際社会からの懸念も集めています。国際通貨基金(IMF)のラガルド総裁は、「米国は、世界貿易システムにもたらした『関税の傷』に責任を負うべきだ」と示し、世界貿易機関(WTO)のアゼベド事務局長は「世界貿易システムは動揺させられている」と警告しました。また、米連邦準備制度理事会(FRB)のグリーンスパン前議長は、「米国の追加関税は、米国民が支払うことになる」と懸念を示しました。

 これに対し、華報道官は「いまの時代、各国の経済は異なりがあるものの、グローバル産業チェーン、バリューチェーンは溶け込んで相互依存しており、損得をともにしている。自分の利益を図りながら、他人のためにもなることこそ正しい選択である。ゼロサムゲームのような時代遅れの考え方を頑なに抱えて、勝手に貿易戦争を挑むなら、当事国双方の利益を損なうだけでなく、グローバル産業チェーンにある各者の利益にも損害をもたらし、勝者はいない」と述べました。さらに、「中国の貨物輸出の40%、ハイテク製品輸出の3分の2は、在中国の外資系企業が生産したものである。商務部報道官が言ったとおり、米国の行為は世界に向けて発砲しているが、むしろ自国に銃口を向けているようなものだ。多くの国際経済界の権威ある人たちが言うように、理性を失った米国側の行為は非常に危険で、人を傷つける一方で自分も傷つけている。これでは人心を得ることはできない」と指摘しました。(Lin、星)

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