北京
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中糧グループの于旭波総裁は10日、中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ)のインタビューを受けた際、「米国が発動した史上最大規模の貿易戦争の影響を受けて、中国市場における米国大豆輸入の不足部分は、その他の国や地域からの輸入で補うことができる。長期的に見れば、南米、黒海などは、耕地資源にまだ大きな潜在力があり、大豆のグローバル・サプライチェーンでより大きな役割を発揮できるだろう」と答えました。
于総裁は「中国は米国にとって最大の大豆輸出市場である。しかし、大豆油や脱脂大豆の代替可能性は高く、世界規模でも十分な供給がある。米国側の挑んだ貿易戦争は、大豆国際貿易の枠組みを変えていくことになるだろう。今年上半期、中国が米国から輸入した大豆の量は大きく減少したが、南米からの輸入量は大幅に増加した」と述べました。
于総裁はまた、「長期的に見れば、南米や黒海などは優れた耕地資源に恵まれているため、大豆の供給システムでより大きな役割を果たすことが可能だ。また、輸入国の多元化によって、中国の農産物や食品供給の健全化が促され、米国からの大豆輸入削減によって、その他の国は歴史的なチャンスを掴むことになるだろう」と示しました。(Lin、星)