北京
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習近平国家主席は9日、北京で、クウェートのサバハ首長と会談しました。両元首は、両国の戦略パートナー関係の締結を決定し、新たな時期における両国関係に新たな原動力を添え、新たな未来を切り開いていく方針を確認しました。
今回のサバハ首長の訪中においては、10日に開かれる中国アラブ協力フォーラム第8回閣僚級会議の開幕式への出席が最重要日程として位置づけられています。このフォーラムについて、習主席は「中国アラブ協力フォーラムは中国とアラブの集団協力を促す重要なプラットフォームであり、クウェートはその中でも独特な役割を果たしている。我々が共に努力することによって、このフォーラムがますます充実化し、新たな時代における双方の協力を進めていけると確信している」との見方を示しました。また、「クウェートは、湾岸地域に向けた『一帯一路』の共同構築と、域内安定維持の為の重要なパートナーだ」と評価し、更に、「クウェートは最も早く中国と『一帯一路』の共同構築に関する協力文書に調印した国家だ。両国が発展戦略の連結に力を入れ、一日も早く協力プロジェクトの成果を獲得できるよう努めていくほか、エネルギーやインフラ、金融、貿易、投資などの分野での協力を拡大し、人材と文化の交流を密接にし、安全保障とテロ取り締まりに関する協力を深めていきたい」との考えを示しました。
これに対して、サバハ首長は「中国は世界の認める平和を愛する国だ。クウェートは、国際問題で公平と正義を主張する中国を高く評価し、中国を信頼できる友人でありパートナーであると考えており、今後も『一つの中国』政策を貫いていく」との姿勢を示した上で、「今回、史上最大規模の代表団を率いてきた。クウェートは中国との相互信頼を基礎とし、政治や経済、文化、安全保障などの分野で協力を強化していき、『一帯一路』の共同構築に取り組み、共同で湾岸地域並びに世界の平和と安全を構築していきたい」と語りました。(朱 む)