北京
PM2.577
23/19
今年は中国の改革開放実施から40年になります。これに合わせて、中国社会科学院国家ハイテク・シンクタンクが主催する「改革開放と同行せよ」をテーマとしたシリーズフォーラムがこのほど、北京で開幕しました。第1回の「改革開放40年間の経済体制改革の理論と実践」と題されたフォーラムでは、参加した専門家や学者らが、改革開放のプロセスにおける経済体制改革と発展の歩みを総括し、経済体制改革で収めた成果を評価するとともに、新情勢における新たな問題について解決案を示しました。
中国社会科学院学部委員で、経済研究所元所長の張卓元氏は、「改革開放以来、わが国はマクロ経済調整で著しい成果を収めた。この40年間で国内総生産(GDP)の平均成長率が9.5%に達する一方、消費者物価指数(CPI)の平均成長率は5%以下に調整されている。これは、世界でも類を見ないことだ。我々のマクロ調整が成功したことを示している」と評価しました。
また、同研究所元所長の裴長洪氏は、「改革開放の40年間、人々のニーズは、衣食に関することから、アンバランスさや不十分さの問題の解決へと発展してきた」と指摘した上で、「これらの問題の解決はいずれも、『所有制構造の改革』と『経済運行体制の改革』という2つのメインラインをめぐって行わなければ実現できないものだ」と強調しました。(玉華、謙)