北京
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2008年北京五輪のメイン会場となった「鳥の巣」こと国家スタジアムのデザインで知られる中国建築設計研究院の建築家、李興剛氏が、このほど2022年北京冬季五輪・延慶エリアにある会場デザインを手がけることが決まりました。李氏のデザインの理念は「ただの建物作りではなく、中国文化の伝承が深く溶け込んでいる」というものです。
今回、李氏が手がけるのは、延慶エリアにある2つの競技施設(国家高山スキーセンターと国家ボブスレー・スケルトンセンター)、2つの非競技施設(延慶五輪村と延慶山地メディア・センター)です。2018年平昌五輪と比べて、延慶エリアは範囲が狭く、密林地帯に集中しているため、デザインと建造の難易度も高くなっています。
李氏は建築家として活動してきたこの30年間で、績渓博物館や唐山第三空間総合体、元上都遺跡ステーションなど数多くの作品を生み出してきました。その取り組みは中国建築芸術賞、アジア建築推進賞、ArchDaily世界年度建築大賞など、様々な建築賞に輝いています。(ミン・イヒョウ 星)