北京
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習近平国家主席は21日、釣魚台国賓館で、「世界CEO委員会」特別円卓サミットに出席するため中国を訪問した多国籍企業の責任者らと会談しました。
会談の中で、企業責任者らは「一帯一路」、イノベーティブなスマート製造、グリーン成長、グローバルガバナンスなどをめぐり、見解を示しました。習主席はこれらの発言を真剣に聞き取り、意見やアドバイスを受けました。
習主席は、「中国が改革開放を実施してから40年が経った。皆さんの会社は、この改革開放の主な参与者、貢献者、受益者で、中国と固い絆を結んでいる。2017年以降、世界経済は安定的な回復の兆しを見せてはいるが、保護貿易主義や単独主義の台頭によって、世界の平和と発展が直面する問題は厳しくなる一方だ。中国は各国と共に、人類の運命共同体を構築していきたい」と述べました。
また、「『一帯一路』は沿線各国の人民に幸福をもたらしている。たくさんの多国籍企業が、中国企業との協力を進めることを期待している」とした上で、「外資は中国の経済を発展させ、改革を深めるプロセスにおいて、積極的かつ重要な役割を果たしてきた。今後、中国は市場参入規制の大幅な緩和、知的財産権保護の強化、輸入拡大を進めていく」として、国内外の投資家のためにより秩序ある環境を作っていくことを強調しました。
これに対して、企業責任者の代表らは、「中国は改革開放によって成果を獲得しており、世界経済の成長のために重要な貢献をしてきた」と評価しました。また、多国籍企業としてこの改革プロセスを中国と共に歩んできたことに喜びを感じていると示し、中国の発展に貢献すると同時に、利益も受けてきたと強調しました。さらに、「一帯一路」の共同構築に参与するとともに、イノベーティブなスマート製造やグリーン成長、グローバルガバナンスなどにおいて中国との交流と協力を拡大していく意欲を示しました。(朱 謙)