北京
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23/19
北京で開催されていた「第一回万寿国際セキュリティダイアローグ」が21日に閉幕しました。
中国共産党中央委員会対外連絡部 宋濤部長
初開催となったこの対話会には、中国共産党中央委員会対外連絡部の宋濤部長が出席し、安全面に関する国際情勢、特にアジア太平洋地域の情勢についての考えや、中国が推進する新型の国際関係、人類の運命共同体の構築理念、アジア太平洋地域の安全管理についての意見を示しました。
慶應義塾大学法学部 細谷雄一教授
日本から参加した慶應義塾大学法学部の細谷雄一教授は、「この地域へ国際公共財を提供しようという、中国の真剣な意欲を感じた。米国のトランプ政権には国際問題への関心が弱い部分があるので、中国の役割が大きくなっていくだろう」と示しました。
また、中国と日本の関係について、「日中平和友好条約締結40周年にあたり、両国の関係が良くなっている。互いにより多くの公共財を提供することで、日中関係を通じて、この地域に安定が生まれるだろう」としました。
さらに、「対立する国も互いに理解することで、共通項や共有できる部分を知り、それぞれが提供可能な公共財を理解するための会議であった」と述べ、この対話会が持つ意義を高く評価しました。
なお、「第一回万寿国際セキュリティダイアローグ」は中国人民平和軍縮協会の主催により開かれました。(取材&写真:とんとん、校正:梅田謙)
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