北京
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23/19
ウィーンで20日から、国連宇宙空間平和利用委員会(COPUOS)本委員会第61会期のハイレベル会合である国連宇宙会議50周年会合(UNISPACE+50)が開かれています。同会議は、採択した成果文書に、初めて「人類の運命共同体」という理念を書き入れました。
この成果文書には、中国からの提言を受けて、「宇宙空間の平和利用の分野において、運命共同体の夢を叶え、全人類に福祉と利益をもたらすため、国際協力に力を入れる必要がある」との内容が盛り込まれています。
これについて、外交部の耿爽報道官は21日に北京で行われた記者会見で「人類の運命共同体という重要な理念が、今回の会議の成果文書に盛り込まれ、国連決議で確認される。これは『宇宙条約』の主旨と原則に一致しており、国際社会の普遍的な願いに応えている。次の段階において、中国は各国と連携して、決議に盛り込まれた内容の効果的な実施を促していきたい」と、政府の姿勢を示しました。(朱 謙)