北京
PM2.577
23/19
欧州連合(EU)は20日、米国による鉄鋼やアルミニウムの輸入制限措置に対抗するため、22日から米国製品に追加関税を課すと発表しました。
対象となるのは鉄鋼やアルミ製品、農産物などで、総額28億ユーロに相当します。これについてEUは「世界貿易機関(WTO)のルールに則ったものだ」と強調しました。
EUの執行機関であるヨーロッパ委員会のマルムストローム委員(通商担当)はこの日、米国の「一方的で不当な」決定により他の方法がなくなったと説明しました。
米国のロス商務長官は先月31日に、「6月1日からEU、カナダ、メキシコの鉄鋼やアルミニウムにそれぞれ25%と10%の関税を課す」と発表していました。
EUは、米国の輸入制限による輸出への影響額を64億ユーロと試算しています。今回はそのうちの28億ユーロ分について関税を導入し、残りの36億ユーロ分は今後、追加発動するということです。(殷、森)