北京
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6月20日は国連が定める「世界難民の日」です。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は19日、最新報告を発表し「2017年末の時点で、戦争、内戦、迫害などを理由に住処を追われた人の数は、世界全体で6850万人に達し、過去最高となった」と示しました。
UNHCRのエイドリアン・エドワーズ報道官は「国連が発表した難民問題に関する調査レポート『世界の傾向』に使われたデータは国連、関係国政府、協力機関の統計によるものだ」と明らかにしました。
住処を追われた人々の多くが発展途上国出身で、シリア、アフガニスタン、南スーダン、ミャンマー、ソマリアの5カ国の出身者が全体の3分の2を占めています。これら5か国のいずれかで衝突が解消できれば、住処を追われた人の数は大きく削減される見込みとなっています。
報告はまた、「トルコは世界で最も多くの難民が入国する国となっている。難民の数は350万人に達し、そのほとんどがシリアから入国している。また、国民数に対する難民数の比率が最も高い国はレバノンだ」と発表しました。(殷、謙)