北京
PM2.577
23/19
中国共産党中央総書記を務める習近平国家主席は19日、この日北京入りした金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長と会談しました。両指導者は、世界と地域の平和、安定、繁栄のために積極的に貢献していくことを確認し合いました。
習主席は「金正恩委員長同志がトランプ米大統領とシンガポールで行った重要な会談では、半島の非核化や、半島の永久平和システムの構築などについて原則的な共通認識が達成された。これに、われわれは喜びを感じ、高く評価している」と中国政府の立場を示した上で、「金正恩委員長同志は中国を特に訪問しているが、これは、金委員長同志が中朝両党と両国の戦略的意志疎通を高度重視していることの表れであり、これを高く評価する」と述べました。
また、「この3カ月以内に金委員長同志と3回の会談ができたことが、両党両国の関係発展のための方向を明確に示し、両国関係発展のための新たな1ページを開いた」と示した上で、「委員長同志と共に、両国が達成した重要な共通認識を確実に行動に移していく。両国関係の長期的で、健全な、安定した発展を促し、両国と両国人民に幸せをもたらす」と強調しました。さらに、「朝鮮は、活動の重点を経済建設に移すという重大な決定を下し、社会主義事業の新しい歴史的段階に入った。われわれはこれに喜びを感じ、朝鮮の経済発展と国民生活の改善や、朝鮮が国情に合った発展の道を歩むことを支持する」と述べました。
これに対して、金正恩委員長は「習近平総書記同志および中国共産党と中国政府、中国人民が、私本人と朝鮮の党、政府、人民に与えてくれた真摯な友情と貴重な支持に感謝する。労働党全党員と朝鮮人民を率いて、習総書記同志と達成した重要な共通認識を確実に行動に移して、確固たる両国関係を新たなレベルに引き上げていきたい」と述べました。その上で、「このほど行った朝米首脳会談で、各側の利益に符合し、国際社会の期待に応えた積極的な成果を獲得した。もし双方が着実に今回の首脳会談で達成した共通認識を実行していけば、朝鮮半島非核化の新たな重要な局面が開かれるだろう」との見方を示し、持続的な平和実現のため、中国側および関係各側と共に、朝鮮半島の永久的かつ強固な平和システム構築を目指して努力していくことを確認しました。(朱、謙)