北京
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23/19
外交部は12日、朝米首脳がこの日シンガポールで会談したことを受け、声明を発表しました。
声明は、「朝米首脳会談が順調に行われ、前向きな成果を収めた。これは、朝鮮半島の非核化と政治解決の推進における重要な一歩だ。中国は、朝米の指導者の政治決断を高く評価し、会談で収めた成果についてこれを歓迎し、支持する。関係各国が会談の成功の為に払った努力について前向きに評価する」としています。
声明は、また「朝鮮半島の非核化を実現させ、60年以上続いてきた敵視と対立にピリオドを打ち、朝鮮半島とこの地域の恒久的な平和と繁栄を図ることは、時代の発展の流れに符合するものであり、国際社会の普遍的な要望でもある。この度の朝米首脳会談の開催とそこから得られた成果は、その目標に向かって踏み出された正確かつ重要な一歩だ」と強調しました。
声明は、さらに「中国側は、朝鮮半島で非核化の実現方針を堅持し、半島の平和と安定を守る方針を堅持し、対話と協商での問題解決の方針を堅持しており、このためにたゆまぬ努力を続けてきた。ここ最近、朝鮮半島の情勢には大きく前向きな変化が起こっており、特に朝米首脳会談が成果を収めたことは、中国の期待と一致するものだ。われわれは、朝米両国が、両首脳が形成した共通認識を確実に実行に移していくことを希望し、支持しており、次の段階の対話を推進し、収めた成果を更に確固なものにし、拡大していき、半島問題の政治解決が持続可能且つ不可逆なプロセスとなることを希望している」としています。
声明は、最後に「中国側は、朝鮮半島の近隣、また重要な関係国として、関係各国と共に、半島の非核化の実現や平和メカニズムの確立に向けて引き続き尽力していきたい」と中国の立場を表明しました。(藍、む)