北京
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ドイツのメルケル首相は10日夜、「トランプ米大統領が主要7か国(G7)サミットの共同コミュニケへの署名を拒否したことには幻滅を覚えた。ヨーロッパは大西洋を跨いだパートナー関係に頼るのではなく、中国等他国との緊密な協力関係を結ぶ必要がある」と述べました。
また、メルケル首相は「トランプ大統領の決定は大西洋を跨いだパートナー関係の終結を意味するものではないが、安易にこの関係だけに頼るわけにもいかない。今回のG7サミットの結果は、一致した外交政策がなければ、ヨーロッパ全体が恣しいままにされることを物語っている」と指摘しました。
メルケル首相は「G7の枠組みをあきらめるつもりはない。しかし、ドイツは同時にロシアとの対話の機会を探り、日本、カナダ、インド、中国等との緊密な協力を進める必要がある」と強調しました。(殷、む)