北京
PM2.577
23/19
習近平主席は10日、青島でモンゴルのバトトルガ大統領と会談しました。
習主席は、「両国関係の発展は両国民の利益に合致している。両国の全面的な戦略パートナー関係を絶えず発展させていきたい」と述べました。
また、習主席は「双方は戦略的かつ長い目で両国の友好協力関係の正しい方向を把握し、双方の中心的利益や関心のある問題で互いに理解し尊重し合うべきだ。大きなプロジェクトの協力で両国の実務協力に対する牽引力を発揮させ、『一帯一路』イニシアティブと『発展の道』の構想を結びつけていく。そして、文化交流を強め、来年の国交樹立70周年記念イベントを円満にとり行うように」と求めました。
また習主席は、「モンゴルは上海協力機構(SCO)の初のオブザーバー国である。中国はモンゴルと共に、SCOの協力レベルを引き上げたい。そしてモンゴル、ロシアと3ヵ国の経済回廊プランを実施し、協力の進展をもたらしていきたい」と期待を寄せました。
一方、バトトルガ大統領は、中国が青島サミットを成功裏に収めたことに祝賀の意を表し、北東アジアの平和や安定に貢献していると高く評価しました。その上で、「モンゴルはSCOとの協力レベルを引き上げたい。中国との友好関係や互恵協力を発展させることが外交の優先事項である。モンゴルは『一つの中国』という原則を堅持し、台湾やチベットの問題は中国の内政問題であり、この原則に沿って適切に処理すべきだと見なしている。中国とのハイレベル交流を維持し、各分野における協力を密にし、民間の友好を深めていきたい」と述べました。(殷、森)