北京
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ロシアのプーチン大統領は10日、中国訪問の成果や上海協力機構(SCO)の見通しなどについての記者からの質問に対し、「中国との協力は非常に高いレベルにあり、発展し続ける必要がある。両国関係にプラスであるほか、現代の国際関係にも重要な意義を持つ」と指摘しました。
中国とロシアが、ユーラシア経済パートナー協定の締結を検討していく内容の共同声明に調印したことについて、プーチン大統領は「地域経済の連結を実現させる重要な一歩だ」と見ています。
また、プーチン大統領は「経済分野で、ユーラシア経済連盟が必要であり、また『一帯一路』イニシアティブとの結びつきも必要となる。これは両国関係を発展させる重要な措置だ。今年の第1四半期は両国の貿易額が大きく成長しており、年間では1000億ドルを上回る見込みだ」と予測しました。
SCO青島サミットの成果やSCOの発展の見通しについて、プーチン大統領は「今回のサミットで、テロ対策や安全問題のほか、国際貿易ルールを守ることが改めて強調された。国際通貨基金(IMF)のデータによると、SCOメンバー国の購買力はG7の合計を上回っている。当面の複雑な情勢の中、各方面は貿易面で安定的な行動をとるようにして欲しい」と述べました。(殷、森)