北京
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ロシアのラブロフ外相は9日、ロシア国営テレビの生放送で「ロシアはG8の枠組み復帰を求めた覚えはない」と述べました。
この中で、ラブロフ外相は「西側諸国がG8からG7への移行を決めたとき、われわれはその決定を受け入れた。ロシアは上海協力機構やBRICS、G20などの枠組みでもしっかりと役目を果たしている」と話しました。
トランプ米大統領は8日午前、カナダで同日始まるG7サミットへ出発するのに先立ち、ホワイトハウスで記者団に対して「G7サミットは改めてロシアを受け入れるべきだ」との考えを示しました。この発言を受けてペスコフ露大統領報道官は「ロシアはG7以外の形式を重視している」と述べました。
G7サミットは1997年にロシアが参加したことによりG8として再出発しましたが、2014年にウクライナ問題が引き金となり、元のG7加盟国がG8の枠組みを拒んだことにより、G8は再びG7としてサミットが開催されるようになりました。(ミン・イヒョウ 星)