北京
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現地時間3日、国務委員を務める王毅外交部長は南アフリカのプレトリアで開かれているBRICS外相会合の期間中、ロシアのラブロフ外相と会談しました。
王部長は「プーチン大統領が6月8日から10日にかけて中国を公式訪問することは、次の段階の両国関係の発展計画に非常に重要な意義を持っている。中国はロシアと密接に協調して、訪問の成功を確かなものにしたい」と両国関係の発展に新たな強い動力を注いでいく中国側の姿勢を示しました。その上で、「両国は全面的戦略協力パートナーとして、協調と協力の強化を通じて、国際関係の基本準則を遵守し、国際公平主義を維持するとともに、新興市場と発展途上国の全体的利益を擁護していく必要がある。また、新たな加盟国増加後に開かれる上海協力機構青島サミットが、『上海精神』の発揚、積極的かつ実務的な成果の取得、一致団結のシグナルの発信といったサミットになるように共に力を結集する必要がある」と主張しました。
これに対して、ラブロフ外相は、当面の国際情勢に対する中国の見方に賛同するとロシア政府の立場を示した上で、「上海協力機構や、BRICS協力、G20、国連を含めた多角システムにおける中国との協力を強化していきたい。同時に、その他の新興市場国家と連携して、一国主義や保護主義に対抗して、世界平和と安定を維持していきたい」と強調しました。
なお、双方は朝鮮半島情勢についても意見交換を行い、半島の非核化や長期安定化を目指して、引き続き貢献していくことで合意しました。(朱 星)