北京
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ロシアのラブロフ外相は5月31日、訪問先の朝鮮の首都ピョンヤンで、「各方面は慎重に事を進め、朝鮮半島問題の解決プロセスを維持して欲しい。また、朝鮮、韓国双方と経済協力を強化していきたい」と述べ、ロシア政府の姿勢を示しました。
ロシア外務省のウェブサイトによりますと、この日、朝鮮を訪れたラブロフ外相はピョンヤンで、朝鮮の最高指導者である金正恩氏と短時間の会談をしたとのことです。会談でラブロフ外相は、「朝鮮半島や北東アジアが平和で安定し、繁栄していくことを望む。ロシアは、朝鮮と韓国による『板門店宣言』の調印を評価し、宣言の履行のために貢献していきたい」と、ロシア政府の立場を強調しました。また、金氏にプーチン大統領の挨拶を伝えたほか、ロシアの訪問を要請しました。
これに対して金氏は、半島の非核化への意志は「変わらず一貫し、揺るぎない」と強調した上で、「朝米関係と半島の非核化問題を段階的に解決したい」と主張しました。(朱 森)