北京
PM2.577
23/19
国家発展改革委員会は、天然ガスについて、来月10日から、家庭用のシティゲート価格を整理するなどの価格体制の整備に取り組むと発表しました。家庭用天然ガスの価格やその体制を変更するのは2010年以来であり、天然ガスのシティゲート価格が本格的な自由化を迎えることになります。
中国でここ数年実施されていた天然ガスの価格改革は主に業務用が対象であり、家庭用については過去8年間据え置かれ、国内外の市場価格を下回るといった状況も現れていました。価格体制が柔軟性に欠け、需給を反映しておらず、またその実行に異論が出たり、管理が困難であったりするなどの問題がありました。
今回の国家発展改革委員会の発表によりますと、来月10日から、家庭用と業務用のシティゲート価格がほぼ同一レベルになります。供給側は状況に応じて料金を変更することができ、その範囲は基準シティゲート価格をベースに値上げ幅は20%以内、値下げ幅は無制限です。
これについて、国家エネルギー専門化諮問委員会の周大地副主任は「中国の天然ガスは40%近くが輸入に頼っており、また輸入増加率は石油よりも高い。天然ガスの価格体制について、家庭用も含めて自由化を図る必要が高まっている」と話しました。(RYU、森)
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