「一般データ保護規則（GDPR）」を施行＝EU

　EU（欧州連合）史上最強のネットデータ管理規則と呼ばれる「一般データ保護規則（GDPR）」が、2年間の移行期間を経て25日から本格実施されています。欧州委員会のベラ・ヨウロヴァー委員（司法・消費者・男女平等担当）はこの日、「データの保護と信頼は直接関わりがある。信頼はデジタルエコノミーにおける重要な資源である。この規則は、個人や企業に利益をもたらすものである」と述べました。さらに、「GDPRは共通認識に基づいて策定されたもので、EUの関連機関は制裁マシンではない」と強調しました。

　ヨウロヴァー委員はまた、「データの保護と信頼は直接関わりがある。人は自分のプライバシーが尊重されず、データの安全が確保できないと心配すれば、自信を失い、これらのデータをシェアしたがらないだろう。そのため、信頼はデジタルエコノミーにおける重要な資源である。新しい規則はEUのデータ保護規則を見直し、ヨーロッパをデジタル時代により適応させるものだ」と述べました。

　さらにヨウロヴァー委員は、「EU内で統一したデータ保護規則を実施すれば、企業のコスト削減につながる。ワンストップサービスによって、企業は一つのEU加盟国の管理機関と接すればよい。また、ヨーロッパでEU以外の会社にも公平な競争環境を与え、企業の発展につながっていく」と示しました。（Lin、森）