北京
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アメリカのトランプ大統領は24日、朝鮮の最近の声明で示されている「怒りや敵意」を受けて、来月12日にシンガポールで開催を予定していた、朝鮮の最高指導者である金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長との首脳会談について、「今は適切な時期ではない」として、開催しない考えを明らかにしました。
これいついて国連のグテーレス事務総長は24日、スイスのジュネーブ大学で軍縮関係の活動に出席した際、メディアに対して、「深く懸念している。関係各方面は引き続き話し合い、朝鮮半島が平和で検証可能な非核化の道をたどるよう取り組むべきだ」と促しました。
また、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は朝米首脳会談の中止について、「きわめて遺憾だ」と示しました。文大統領は25日の早朝、国家安全委員会常任委員を招いて大統領官邸で緊急会議を開き、「朝鮮半島の非核化と半島の恒久的な平和の実現は、放棄できず延期もできない歴史的な課題だ」として、より直接で緊密な首脳間の対話を通じて問題解決を促すよう期待を寄せました。(ZHL、森)