北京
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国際原子力機関(IAEA)は24日、イランが依然としてIAEAに協力し、核合意を守り、実行しているとの報告を発表しました。
この報告は、米国が核合意を離脱して初めて発表されたイランの核問題に関する報告で、イランは濃縮ウランの製造について、依然として規定を守り、IAEAとの協力を維持しているとしています。
米国を除くイラン核合意の関係国は25日、スイスのジュネーブで会議を開き、核合意に関わる課題について話し合う予定です。この会議にはIAEAの天野之弥事務局長も出席します。
イランは2015年7月に、米国、英国、フランス、ロシア、中国、ドイツの6ヵ国と「核合意」を結び、核開発に制限を加える代わりに、国際社会のイランに対する制裁を解除することで合意に達しています。しかし、米国のトランプ米大統領は今月8日、この核合意からの離脱を表明し、イランへの制裁を再開すると宣言しています。(怡康、森)