北京
PM2.577
23/19
アルゼンチンへの訪問を終了した王毅外交部長は、帰国前にアメリカに向かい、ワシントンで23日にポンペオ国務長官と会談しました。
王部長は、会談終了後の共同記者会見で、注目されている朝鮮の核問題と米朝首脳会談について、朝鮮半島の非核化にあくまでも力を入れていくとの中国の姿勢を改めて示しました。半島非核化へのプロセスで、朝鮮の合理的な関心事を適時に解決する必要があると述べました。
王部長は、米朝首脳会談に良い基盤が築かれたと強調した上で「米国に言いたいのは、問題の解決は今しかない、ということだ。平和を掴みたいなら今こそだ。歴史を作りたいなら今こそだ」と述べました。
また台湾問題について、ポンペオ長官はこのところの米国の消極的な動きについての記者からの質問に対し、「一つの中国」の政策は変わりないとし、この政策の一貫性を改めて強調しました。
これについて王部長は、「米国に対し、『1つの中国』と、中米間の三つの共同コミュニケを守り、台湾問題を必ず慎重に処理し、中米関係の大局と台湾海峡両岸の平和を維持するように求める」と述べました。
さらに王部長は、中国が南海で「軍事化」を進めているとの問いに対し、「南海の自国の島で行う建設工事は、主に民間用の施設の建設であり、同時に必要な防衛施設も建てている。これは、米国がグアムやハワイで軍事施設を配備するのと同じであり、中国の配備の規模は米国には遠く及ばないので、騒ぐ必要はない」と述べました。(Mou、森)