北京
PM2.577
23/19
アメリカがいわゆる南海の「軍事化」を口実に中国の環太平洋合同演習(リムパック)参加の招待を取り消したことをめぐり、外交部の陸慷報道官は24日、「中国は南海諸島および付近の海域に対して争う余地のない主権を有する。アメリカが交流プロジェクトをもって脅し、中国固有の権利の放棄を迫ろうとしているが、これは実情にそぐわないことで徒労にすぎない」と述べました。
この日に開かれた記者会見で、陸報道官はこの件に関する記者の質問に対して、「中国が自国の領土で通常の建設活動を展開し、通常の軍事訓練を行うことは、主権国家の固有権利であり、中国側が自らの主権安全を守り、地域の平和と安定を守る上での必要措置である。アメリカが根拠もないまま非難する、いわゆる『軍事化』とは関係がない。アメリカはこの問題で中国に対してとやかく言う資格はない。中国を招待するか否か、合同演習を実施するか否かで、南海地域の平和安定に積極的な役割を果たそうとする中国の意志を変えることもできなければ、中国が自らの主権権益と安全保障上の権益を断固として守る決意を揺るがすこともできない」と強調しました。(Yan、星)