北京
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黒龍江省ハルビン市で23日、第9回中国衛星測位シンポジウムが開催されました。現在、衛星測位システム「北斗3号」で世界的なネットワークの段階に入っており、実用化へ産業チェーンが整備されたと述べられています。
中国衛星測位システム管理弁公室の冉承其主任はシンポジウムの開幕報告で、「北斗システムは2012年末に稼動を始めてから安定的に運行しており、機能も向上している。去年11月と今年の1月、2月、3月にあわせて8台の『北斗3号』を打ち上げ、世界のネットワーク化を加速している」と明らかにしました。
北斗システムが世界的に急発展するにつれて、実用化に向けて産業チェーンが整備されつつあり、現在は公安、交通、漁業、電力、林業、防災などの面で広く活用されています。
予定では、年内に北斗3号の基本システムが完成し、「一帯一路」の関係国にサービスを提供します。また、2020年に世界一流の北斗3号システムを完成させ、グローバルなサービスを開始します。さらに、2035年には北斗を中心とする総合的測位時報システムが完成するということです。(玉華、森)