外交部長がEU輪番議長国ブルガリアの副総理兼外相と会談＝アルゼンチン

　主要20カ国・地域（G20）外相会議に参加するため、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスを訪れている王毅国務委員兼外交部長は現地時間22日、欧州連合（EU）の輪番議長国であるブルガリアのエカテリナ・ザハリエヴァ副首相兼外相と会見しました。

　席上、王外交部長は「ブルガリアは中東欧地域における中国の重要なパートナーだ。来年、両国国交樹立70周年を迎えることを契機に、両国関係がさらに強固で安定した形で前進していけるよう願っている。双方は自らの強みを生かし、『一帯一路』の枠組み内で、インフラ建設や相互接続、生産能力調整や人材や文化などの分野での交流や協力を強めていきたい」と述べました。

　これに対して、ブルガリアのエカテリナ・ザハリエヴァ副首相兼外相は「二週間ほど前、ヒマラヤ山で行方不明になったブルガリアの登山隊員ペトロフ氏の救出に際しての中国政府の多大な協力に対し、ブルガリア政府と国民は深い感謝の意を表したい。来年国交樹立70周年という節目の年を迎えるにあたり、ブルガリアは『一帯一路』構想を支持し、この枠組み内で中国とインフラ整備や相互接続などの面で協力を深めたい。ブルガリアは現在、16+１（中東欧諸国プラス中国）首脳会合に備え、積極的に準備を進めている。中国の指導者がブルガリアを訪れ、会合に参加されるよう期待している」としたうえで、「中国の古き友人として、中国が中東欧地域やEUとの関係を発展させることを支持しており、引き続き積極的役割を果たしていきたい」と述べました。（藍、む）