北京
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中国科学院西安光学精密機器研究所の主導により開発が進められていた高性能ストリークカメラが22日、基準審査をパスしました。これは、中国の自主開発による高性能ストリークカメラが海外による技術封鎖を突破し、実用化レベルへと邁進したことのメルクマールとなるものです。
ストリークカメラとは超高速で時間と空間を同時に解析できる唯一のハイテク計測機器であり、ミクロかつ超高速な計測に必要な手段とされています。一般のカメラは最高シャッター速度が2000分の1秒なのに対し、ストリークカメラはフェムト秒 (1000兆分の1秒)のシャッター速度を実現しています。
現在、中国のストリークカメラに関する特許件数は69件に達しており、一定のロットでの生産や、研究開発機関を対象とするデータサービスの提供とサンプル機のオーダーメイド製作を行う能力を有しています。また、この国産ストリークカメラは既に多くの国内外の入札プロジェクトで採用を勝ち取っているということです。(洋、む)