北京
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王毅国務委員兼外交部長は現地時間21日、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスでG20外相会議に出席しました。
席上、王外交部長は「G20の創立と発展は多国間主義の新たな具現化とグローバル・ガバナンスの改革における重要な進展だ。G20サミット制度が発足10周年を迎えるにあたり、多国間主義とグローバル・ガバナンスについて討議することには重要な意義がある。現在、経済のグローバリゼーションは逆風を迎え、単独国家主義、保護主義の台頭に晒されており、どのような方向に向かって進むかという問いに各国がそれぞれに答えを出さなければならない時代を迎えている。多国間主義の堅持、グローバル・ガバナンスの補完、利益共同体の構築は、時代の流れと各国の共通利益に合致するものだ」と述べました。
さらに、「現状、世界は多くの課題に直面しているが、本をただせばいずれも如何に発展するかという問題に行き当たる。G20は世界経済の成長を推進し、発展途上国により多くのチャンスを創出し、国際開発協力の強化を通じて、途上国により多くの支援を提供する責任がある。発展の問題をグローバルなマクロ政策調整の重点に据え、途上国の関心事について終始考慮し、途上国の利益を確保していかなければならない」との考えを示しました。
王外交部長はさらに、「今年、中国は改革開放政策実施40周年を迎えた。ここ40年来、中国では7億人の貧困問題を解決し、世界規模の開発事業に大きな貢献を行った。中国は改革を堅持し、開放の間口を拡大し、人民を中心に据えた発展の理念を貫きながら、世界平和の建設者として、グローバル開発の貢献者として、そして国際秩序の維持者として終始努力していく。また、自らの発展を実現しながら、人類の共同発展事業により多くの貢献をしてきたい」との考えを示しました。(Lin、む)