北京
PM2.577
23/19
王毅国務委員兼外交部長は17日、スペインのダスティス外相と会談した後、共同記者会見に臨みました。
王部長は会見で、「実りのある会談を行った。両国のハイレベル往来に関する計画や準備を整え、国交樹立45年を契機に、双方の全面的な戦略パートナー関係を新たな段階へと引き上げることで一致した」と述べました。
王部長はさらに、「我々は、『一帯一路』の共同構築という歴史的なチャンスを捉え、両国の互恵協力を新たなステップへ引き上げることで一致した。スペインは先ごろ新しいアジア戦略を発表し、中国との関係を優先させ、『一帯一路』と戦略的に結び付けていく意向を示した。中国はこれを評価する」と述べました。平等・互恵、開放・透明の原則に従って事業の実施に関してスペインと話し合い、相互連結やインフラ建設、エネルギー、通信、環境保護、医薬、文化教育などで互恵協力を開拓し、またラテンアメリカやアフリカなどでも共同事業を展開していくとのことです。
また王部長は、「我々は、地域や国際問題における戦略的意志疎通や協調を強化し、既存の国際秩序やルールの維持、世界の平和と安定の促進にさらに貢献していくことで一致した。双方は引き続き、国際連合やG20、世界貿易機関(WTO)の枠組み内における協調を深め、グローバルガバナンス、気候変動、テロ取締り、そしてイランや朝鮮半島の核問題などといった問題で連携を強化していく。双方は開放的で包容的な共通理念を堅持し、共に多国間主義や自由貿易体制を支持し、いかなる保護主義や単独主義にも反対する」と述べました。(洋、森)