北京
PM2.577
23/19
黙々と頑張った照明チーム
今回の取材は屋外での撮影が多かったので、照明が使われることは少なかった。当初数日間は、照明チームリーダーの馬さんも黙々と撮影班の手伝いをしていた。この河南省出身の馬さん、丸顔で目がとても大きい。1980年代生まれの馬さんはとても家族思いのようだ。声が大きい馬さんが家族と電話していると、遠くにいる人にもその会話が聞こえるから直ぐ解る(笑)。
こんな馬さんの仕事ぶりは、いたってまじめ。黒竜江省の博物館を取材した時、文書資料1つを撮影するのに何度も照明を調節していた姿が印象深かった。そして、丸山さんへの単独インタビューの撮影の時は、「照明はどうやって調節するのか」や、「男性と女性の『光色』は全然違うよ」と教えてくれた(結局、私にはさっぱり解らないんだけど)。なるほど、馬さんの手にかかった丸山さん、格好よく撮れてるね。
頼もしいプロデューサー
スタッフの日常生活や雑務などを一から十まで見てくれるのは、この人。「豪兄さん」感謝感激の存在だ。 優しくて、用意周到で、効率よくて、約束をちゃんと守って、格好良くて、さらに超頼もしい!
取材の途中で訪れた町はほとんど小さい町。そんな不案内なちっちゃな町で、30人が一度に食事ができるレストランを探すのは決して簡単なことではない。そう考えると、毎日できたてのおいしいご飯を確保してくれている豪兄さんとその仲間の三白さんはマジですごい!
毎日夜遅くまで仕事して、次の日は早起き。車の予約、荷物の運搬、路線のチェックなどの仕事をしてくれたのがこの2人。おかげで撮影班はミスなく、順調に仕事を進めていけるのだ。このイケメンコンビがいないと、「ダメよ~ダメダメ」だね!
全力で走れない車両チーム
ビューイック3台、コースター1台からなるわが車両チーム。運転手さんはみな生粋の北京っ子。肌の色は黒いけど、いけているよ!
チャリ旅が始まった最初の頃、丸山さんたちの走行をシンクロで撮影するため、車の時速は10~20km/hに抑えられていた。こんなのろのろ運転は都市の中では危ないし、運転手にとっても容易なことではない。安全を確保するため、チームリーダーの蔡さんは常にトランシーバーを手に持ち、車両チームの運転を指示しいていた。まるで作戦を指揮している司令官のような感じ。蔡さんって格好いい!
こんな蔡さん、よく丸山さんと冗談を言い合っていた。笑いの交流を通じて、2人はお互いに片言の中国語や日本語を身につけた。言葉が通じないのに、心が通じているようだね。北京に帰ったら2人で飲みに行こうと約束していたみたいだけど、どんなことが起きるか想像がつかない。
1号車の運転手は1980年代生まれの悦さん。無口な人だけど、今回の取材についての感想を聞くと、こう話しくれた。「丸山さんのおかげで、僕たち若者もあの戦争の時代に遡って民族の存続の危機ともいえる、あの歴史をより深く認識することができました。付き合ってみると、とてもフレンドリーで、楽観的で、善良な人だと思います。この可愛いおじいちゃんとの友情が末永く続きますように。祈っています!」