北京
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5月4日は中国の青年節ならびに北京大学創立120周年の記念日です。これを前に、中国共産党中央の習近平総書記が2日、北京大学を視察に訪れました。
その際、習総書記は党中央を代表して、北京大学の教師、学生、職員および国内外で活躍する北京大学の卒業生、さらに全国各民族の青年たちに祝意を表した上で、「青年たちは中華民族復興を実現させる新しい力として、国家と民族の希望を背負っていかなければならない。そして、大学は社会主義の建設者と後継者を育てるという根本的な任務を忘れず、正しい政治的方向性を堅持し、レベルの高い教師陣を揃え、ハイレベルな人材養成体系を整えて、世界トップレベルの大学を目指して努めていくべきだ」と強調しました。
習総書記は2日早朝に北京大学を訪れ、「新時代――北京大学・直近5年間の成果展」を見学し、北京大学が文系・理系それぞれの学科や、人材育成、国際交流などの分野で収めてきた成果を聞き取りました。その際、習総書記は「国家の発展と大学の発展には相乗効果がある。中国が世界トップレベルの大学を目指して大学運営を行う上で、まずは『中国の特色』の面で力を入れる必要がある」と語りました。
北京大学は、中国で最初にマルクス主義が研究・普及された場所でもあります。今年はカール・マルクスの生誕200周年、また、「共産党宣言」発表170周年という節目の年です。習総書記は北京大学国際マルクス主義文献センターを訪れ、国内外の学生と交流を行い、その中で「世界情勢や国情および党の情勢に応じて、新時代における中国の特色ある社会主義思想に対する研究を行い、より説得力があり、かつ充実した研究成果を提出してほしい」との考えを示しました。(非、謙)