ペルーを公式訪問している中国の胡錦涛国家主席は20日、ペルー国会で、「新しい時代の中国・ラテンアメリカの全面的協力パートナーシップを共に構築する」と題する演説を発表しました。

　胡錦涛主席はその中で、「中国は最大の発展途上国、ラテンアメリカは重要な発展途上地域として、双方がより高いレベルとより広い分野にわたる協力を行うことは、時代の流れの要求であり、それぞれの発展にとって必要である。中国は以下の5つの面でラテンアメリカ諸国と共に努力したい。第一に、政治関係を引き続き緊密にすること。第二に、経済貿易の互恵協力を深めること。第三に、国際問題における協調を強化すること。第四に、社会分野における交流を重視し、社会事業の発展を推進することや国民の生活レベルを引き上げることなどの面で互いに学びあうこと。そして、第五に、互いの人的交流と文化的な対話を豊富にすることだ」と述べました。

　ペルーのハビエル・ベラスケス国会議長は挨拶で、「ペルーは中国・ラテンアメリカ関係の発展を維持し、双方の経済貿易協力と文化交流の絆となりたい」と語りました。（翻訳：周莉　チェック：吉田）