タイの暫定内閣の副首相で、「国民の力」党のソムチャイ副党首は、10日夜バンコクの武装部隊司令部で、特別閣議を招集し、暫定内閣の首相に推薦されました。
首相府の報道官は、「閣議は暫定内閣の活動原則を伝えたうえで、新しい内閣が生まれるまで、週に一回の閣議を今までどおり継続して行う」と述べました。
同じ日ソムチャイ氏は、「連立与党は、政治協力を継続し、共同で新内閣を作る」との考えを示しました。一方、野党民主党のアビシット党首は、「民主党は、国民政府を作って、現在の政治危機を解決すべきだと主張している」と強調しました。
別の報道によりますと、首相府を占拠している「民主主義市民連合」の人々がまだ退去しないことから、政府は10日に、バンコクのドンムアン空港の一角を、3000人あまりが働く首相府の臨時オフィスにしたということです。(翻訳 朱丹陽)
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