タイ議会下院のチャイ・チッドチョーブ議長と上院のプラソプスク議長は5日、野党の民主党チャチーワ党首と協議した結果、現在の政治的癒着状態を打開するため、上院のプラソプスク議長が政府と市民民主連合(PAD)との間で仲裁に入ることで合意しました。
民主党のチャチーワ党首は協議の後、「私と上下両院議長はともに、協議は癒着状態を打開するのに最適な方法だと考えている。各党派も同意した」と述べました。
一方、サマック首相は5日、「反政府団体の市民民主連合と交渉するつもりはない。政治危機をもたらした過ちは政府にあるのではなく、政府はいかなる間違いも犯していない」と主張しました。
別の報道によりますと、バンコクのクロントイ港の労働者が市民民主連合を支持するため行ったストライキでは、毎日、およそ1300万ドルの経済損失が出ているということです。タイの輸出入連合会は、一日も速く現場に戻るよう呼びかけています。(翻訳 朱丹陽)
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