ドイツメディアの報道によると、アメリカの研究者が、脂肪組織のタイプを決める「スイッチ」を発見したということです。人間の肥満とやせを決定するもので、この「スイッチ」をコントロールすれば、ダイエットのための食事制限は必要なくなります。
アメリカの研究者は、哺乳動物に異なるタイプの脂肪細胞があり、その源は異なり、体内で担っている働きも異なることを発見。褐色脂肪細胞は人体が摂取したり蓄積したりした脂肪を燃焼させ、一方、白色脂肪細胞は脂肪の蓄積を担当しています。
研究チームの成果について、スウェーデンのストックホルム大学の研究者は「褐色脂肪は白色脂肪の変化体というよりも、脂肪を蓄えた筋肉細胞である。褐色脂肪細胞の形成過程を研究すれば、肥満患者を治療できる方法を見出す可能性がある」と話しています。
(翻訳:洋)
|