中国外務省の劉建超報道官は15日北京での記者会見で、「中国側は、国際刑事裁判所(ICC)によるスーダンの指導者の逮捕状請求に注目し、憂慮している」と述べました。
今月の14日、国際刑事裁判所の検察官は、ダルフール地区での大量虐殺などの容疑で、スーダンのバシル大統領の逮捕状を請求しましたが、これについての記者からの質問に劉建超報道官は、「国際刑事裁判所の行為はスーダン情勢の安定とダルフール問題の適切な解決にプラスとならなくてはならない」と指摘しました。
劉建超報道官は、「当面、ダルフール地区の情勢は敏感で重要な時期にあることから、中国側は各関係方面が、慎重に事を運び、協議を通じて相違を解決し、ダルフール地区問題の解決に新しい複雑な要素を加えるのを防ぐべきだ」と述べました。
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