アメリカ・ホワイトハウスのスタンゼル報道官は7日、アメリカとイラクが両国の長期的関係について進めている交渉では、イラク駐留米軍の具体的な撤退時期に関する内容はないと述べました。
スタンゼル報道官は、「この交渉では、今後の両国関係に関する枠組みの構築やイラク駐留問題での合意の達成を目指しており、駐留米軍の撤退時期を検討するものではない」と述べました。
また、アメリカ国防総省のホイットマン報道官も、「撤退の具体的な時期はイラクの情勢次第だ。アメリカはイラクで恒久的に軍事力を保持する意志はないが、イラク情勢が安定していないため、撤退のスケジュールを決めることはまだできない」と同じような立場を示しました。
これに先立って、イラクのマリキ首相が「交渉ではイラク駐留米軍の撤退時期について覚書を締結する可能性がある」と述べましたが、アメリカは、その可能性を否定したものと見られています。(翻訳:鵬)
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