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中国、夏収穫の食糧生産量が5年連続増加へ
   2008-06-09 15:53:12    cri











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 中国農業省は、今年夏収穫する食糧は豊作で、その生産量は5年連続増えるだろう」と発表しました。また、専門家は「いま、中国の食糧の備蓄量は十分であり、自給自足を確保した上で、国際市場の安定にも貢献できる」と述べています。

 中国では、夏収穫できる穀物は、主には河南省の小麦です。今年夏の食糧生産量について河南省農業庁の責任者魏仲生氏は、「今年の生産量は史上最高に達するだろう」と予想しています。魏中生氏は、また「作付面積を拡大し、その品質を高めたため、今年夏の食糧生産量は去年より75万トン増えて約3050万トンに達する見込みで、これは史上最高を更新するといえる。これからは農業での優遇政策の実施が強化され、技術レベルが高まるに伴い、河南省の食糧生産量はますますふえるだろう」と話していました。

 ところで、今年初め、中国の一部地域では低温と大雪の被害を受け、また5月には四川省で大地震が発生しました。こうした大きな自然災害に見舞われたものの、中国農業科学院の専門家尹昌斌氏は、「中国の食糧安全に影響はない」と語った後、「今年初め、一部地域で大雪による災害が起きたが、雪は作物の生長にとってはプラスとなる。また、四川大地震で被害を受けたのはほとんど山間部で、食糧を商品として生産する地域ではなかった。したがって、被災地で食糧生産が10%減少しても、中国全般の食糧生産に影響することはない」と話しています。

 ここ数年、中国の食糧生産量は安定した成長を保ち、主な農産物の供給は十分であり、全般的に見ると食糧の供給は需要を超えています。その理由について尹昌斌氏は、「政府が農業や農民に対して実施している優遇政策のおかげで、農民たちはいままでよりも意欲的に農業生産を行うようになった」と評価しています。

 中国の孫政才農業相は、このほどローマで開かれた世界の食糧安全に関するハイレベル会議で、「中国は世界の食糧安全に大きく貢献している」と述べた後、「中国は、食糧の生産を優先し、これまで13億人の食糧問題を解決してきた。これは、世界の食糧安全に対する大きな貢献といえよう。中国の食糧の輸出入は順調に進んでおり、そのうち穀物は輸出しているだけで輸入していない。これと同時に、中国は、国連食糧農業機関(UNFAO)との協力に努め、食糧不足にある国を支援したり、他の発展途上国に技術や人材の面から援助を提供したりしている」と述べました。

 統計によりますと、中国の去年の食糧生産量は5億トンを超え、1985年以来初めて4年連続の増加を実現しています。そして全般的な食糧生産量からいうと、夏の収穫量が占める割合は23%近くに達しているということです。

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