中国で使用されている言語についてまとめた「中国の言語」(商務印書館出版)の出版座談会がこのほど北京市で開催された。全7編に分かれ約360万字が費やされたこの本は、国内各地に分布する56民族の130種類の言語を収録し、それぞれについて簡単に紹介している。
編集長である孫宏開氏によると、この130種類の言語のうちには、既に消滅しかけているか消滅の可能性のあるものが少なくない。いくつかの言語は、調査研究資料発表の時点で既に交流手段としての機能を失っていた。少数民族の母語と国の共通語とをどのように共存させ多くの言語を併用するかが、文化の多様性に関連する重大課題となっている。(編集YH)「人民網日本語版」より
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