中国共産党中央政治局の李克強常務委員は28日、「第十回中国・EU指導者会合」に出席している欧州委員会のバローゾ議長と会談しました。双方は経済のグローバル化が加速しているという背景の下で、互いの協力をより一層強化していくべきだという認識で一致しました。
李克強常務委員は、その中で、「多極化とグローバル化が進む背景の下で、中国とEUは利益が一致しているところが多い。双方は着実に機会を捉え、共に困難に挑み、中国とヨーロッパの関係をより一層発展させていくべきだ。中国はEUとの互恵協力を強化し、共に、気候変動やエネルギーなど世界的な問題で新しい協力の方向性を模索していきたい」と述べました。
これに対して、バローゾ議長は、「中国の発展は世界にとって脅威ではなく、チャンスである。EUは中国側と協力を進め、気候変動や貿易のアンバランスなどの課題に共に対応していきたい」と述べました。(翻訳:周莉)
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